有名な「コップ半分の水」理論が、本当に伝えていることとは?(物事の解釈)
こんにちは!マイクロプレナー®関達也(@SekiTatsuya)です。
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今回のテーマは、第109回目の「有名な「コップ半分の水」理論が、本当に伝えていることとは?(物事の解釈)」です。
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目次
2つの解釈に分かれる「コップ半分の水」
あなたは「コップ半分の水」の話を聞いたことがありますでしょうか?
簡単にお伝えすると、「コップ半分の水」を見て、次の2つの解釈に分かれるというものです。
1.まだ半分もある、と捉える人
2.もう半分しかない、と捉える人
「まだ半分もある」と捉えた人はポジティブ思考、「もう半分しかない」と捉えた人はネガティブ思考、と言われています。
それは、「まだ半分もある」という方は感謝の表れで、「もう半分しかない」という方は不満の表れ、ということなんですよね。
例えとして「コップ半分の水」としてますが、日常に起こる物事の解釈がこのように分かれるという話です。
実はもっと深い「コップ半分の水」
ここまでの話だと、「確かにそうだなよ」というくらいだと思います。
でも実はもっと深い話があります。
どう深いかというと、この「コップ半分の水」というのは物事の解釈について学べるからです。
後ほど、著名な経営学者のドラッカーも登場しますので、ぜひ最後までお聴き下さい。
先ほど、「まだ半分もある」と捉えた人はポジティブ思考、「もう半分しかない」と捉えた人はネガティブ思考、と伝えましたが、「まだ半分もある」が100%良くて、「もう半分しかない」が100%駄目というわけではありません。
ポジティブ思考がいつも正義ではない
ポジティブ思考がいつも正義とは限りません。
実は「もう半分しかない」という解釈は、事実を客観的に見たり、リスクマネージメントができたりする捉え方です。
ただ、ネガティブ思考に大きく偏ると行動できなくなります。
また、もし行動できたとしても成果がうまく表れなかったりします。
僕のブログをご覧いただいている方でしたら、ポジティブ思考が非常に大事ということは理解されているはずです。
まだ半分もあるが、もう半分しかない
ここでお伝えしたいのは、両方の解釈や捉え方ができる方がいい、ということです。
半分の水を見て、「まだ半分もあるが、もう半分しかない」という捉え方がバランスが良いと言えます。
ドラッカー『イノベーションと起業家精神』から
著名な経営学者ドラッカーは「コップ半分の水理論」を別の角度から伝えています。
ドラッカー著『イノベーションと起業家精神』という本があるのですが、そこにはこう書いてあります。
コップに「半分入っている」と「半分空である」とは、量的には同じである。だが、意味はまったく違う。とるべき行動も違う。世の中の認識が「半分入っている」から「半分空である」に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる。
非常に興味深い言葉です。
イノベーションには両方の解釈が必要
この例として、アメリカ人の健康度について、書かれてました。
現代は、新生児の生存率や高齢者の平均余命など大きく改善されている一方で、一方は健康ノイローゼにかかっているという話です。
どういうことかというと、健康と体型への関心の以上な高まりで、加齢、肥満、慢性病、老化への恐怖を感じているというのです。
昔はごく小さな医療の進歩が大いなる前進だったのに、今は大きな進歩でさえ驚かず、健康に対する関心と恐れの方が認識されたのいうのです。
確かに健康に対する関心は、非常に高まってますよね。
例えば最近では米国や英国で、ビーガンの急増がニュースになっていたり、日本では先日、お台場の肉フェスでビーガンの抗議活動がニュースになってました。
ドラッカーが伝えている『世の中の認識が「半分入っている」から「半分空である」に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる』というのも、両方の解釈ができることによってイノベーションを成し得ることができる、ということなんですよね。
今回のことをまとめると、客観的に冷静に物事を見ることが大切だ、ということになると思います。
お役立てれば嬉しいです。
それでは、また次回!
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