志村けんさんで大儲けする転売ヤーは許されるのか?(商売の本質)
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今回のテーマは、第306回目の「志村けんさんで大儲けする転売ヤーは許されるのか?(商売の本質)」です。
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目次
志村けんさん3月29日死去
今回は商売について考えるところがあったので、僕の見解をお話しようと思います。
前回号の冒頭でお話しましたが、志村けんさんが3月29日にお亡くなりになりました。
世代を超えて多くの方に愛されていた方でしたよね。
志村けんの兄、知之ともゆきさんのもとへ昨日3月31日の火葬後に遺骨が届き、ようやく対面されたとニュースで見ました。
感染の恐れから、入院中も会えず、火葬にも立ち会えなかったということで、本当に辛いお別れだったと思います。
転売ヤーが志村けんグッズで大儲け
こうした中、志村けんさんのグッズで大儲けしようと企む転売ヤーがいることを知りました。
転売ヤーとは、転売屋とバイヤーを合わせた造語で転売をする人のことを意味してます。
しかし、転売目的だけのためにグッズやチケットなどを大量に買い占める行為などが目立ち始め、徐々に評判が悪くなっていきました。
行列に並ぶためのアルバイトを雇ったりする転売業者もいるくらいです。
要は、アルバイトを雇ってでも利益が出るということですから、かなり高額な転売をしているということです。
マスクの高額転売で国民の怒りが爆発
そして極めつけは、マスクの高額転売でしたよね。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックという、生死に関わる事態の中でも大きく儲けようとする転売ヤーに対して国民の怒りが爆発しました。
そして、随分対応が遅かったですが、メルカリなどがマスク出品を禁止し、政府が正式にマスク転売を禁止と発表し、罰則もつけました。
倫理的にどうなのか?という疑問に対して、政府もアウトを出したのです。
安く仕入れて高く売る転売はビジネス
もともと、転売自体は立派なビジネスです。
転売ヤーという言葉のイメージがダウンしてるので、転売自体に悪い印象がありますが決してそうではありません。
安く仕入れて高く売る、というのは商売の基本です。
メーカー直販ではない限り、ショップで販売されているものはすべてどこかで仕入れて、仕入れ価格に利益を乗せて売っています。
転売禁止の商品以外なら高額で売ってもいい
とはいえ、やはり転売というのは通常のショップとは少し系統が違います。
みんながみんなではないですが、転売ヤーにはお金、利益しか考えてない人がいるのは事実です。
それを悪いというつもりはありませんが、とにかく利益が出るものを片っ端から仕入れて売る、それだけのためにやってる人がいます。
さらにそれを高額で売り抜けるという行為が、世の中の人の不評を買っており、かつ嫌われているわけです。
しかし、転売禁止の商品以外なら、高額を売り抜ける行為をやってもいいわけです。
転売ヤーは志村けんのDVDなどの買い占めを始めていた
でも、次の話を聞いてあなたはどう感じるでしょうか?
志村けんさんが亡くなられた直後から、アマゾンで販売されているDVDなどの価格が新品価格の6〜8倍に跳ね上がっています。
僕はこれを知って唖然としたのですが、おそらくですが、志村けんさんが入院されたニュースが出た直後から、転売ヤーは志村けんさんのDVDなどの買い占めをすでに始めて準備していたのだと思われます。
主な仕入先は、中古DVDを販売しているショップ、そしてメルカリでしょう。
転売ヤーが出品した商品を別の転売ヤーがさらに高値がつくと予想して買っているのかもしれませんが、新品価格の6〜8倍って相当ですよね。
志村けんのDVD転売は違法ではないが…
もちろん、志村けんさんのDVD転売は違法ではありません。
しかし、マスクのように倫理的にどうかな?と考えられる一件だと感じてます。
僕個人の意見としては、人の死に便乗する高額転売は賛成しません。
ただ、例えば、もともと志村けんさんのことを好きでコレクターとしてDVDを集めていて、それを自分よりもっと志村けんさんを好きな人に譲りたいとか、他の人にも見てもらいたいという気持ちで転売するなどなら分かります。
それも高額転売ではなく、適正な価格で販売する形でです。
商売の本質とは?
その商品が心から好きで気に入っている販売者と、その商品を心から欲しい人をつなぐことが商売の本質です。
お互いがWinWinになりますよね。
しかし、新品価格の6〜8倍の値段で買った人は、本当にWinでしょうか?
違いますよね。
高額転売でマスクを買った人も然り。
ありがとうございますと言いつつも、心はlose(ルーズ)です。
本質から逸脱した転売ヤーの未来はない、と感じました。
あくまでも個人的な意見を述べましたが、僕のブログをお読みの方は、本質を探求されている方が多いと思いますのでこうしてお話しした次第です。
自分が気持ちよく思えるビジネスや活動をしていきたいですね!
以上です。
お役に立てれば嬉しいです。
それでは、また次回!
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