ネットで誹謗中傷された場合の3ステップ対処法(即動こう)
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今回のテーマは、第363回目の「ネットで誹謗中傷された場合の3ステップ対処法(即動こう)」です。
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目次
誹謗中傷はこの世からなくならない
前回362号では、「ネットやSNSで誹謗中傷する人が減らない6つの理由(他人事ではない)」をお届けしました。
誹謗中傷した人たちを今度は誹謗中傷するという無限ループ。
22歳の木村花さんが亡くなる悲しい事件で、誹謗中傷をやめる人もいれば、新たに誹謗中傷する人も生まれる現実があります。
悲しいかな、この世から犯罪がなくならないように、誹謗中傷は無くなりません。
そこで今回のテーマは、もし自分が誹謗中傷されたらどうすればいいか?ということで、ネットで誹謗中傷された時の3ステップ対処法をお届けします。
誹謗中傷されたら即動く
まず、誹謗中傷とは、悪口や陰口です。
どこまでが悪口で、どこからが悪口ではないのか?というのは非常に難しい問題で、裁判で判定されるものです。
ただ、自分が誹謗中傷をされたと感じた場合は、スルーできる範囲でなければ即動きましょう。
誹謗中傷が問われる4つの罪
対処法の話の前に、誹謗中傷はどんな罪に問われるのかを簡単に解説します。
誹謗中傷は、主に以下の4つの罪に問える可能性があります。
名誉毀損罪
名誉毀損罪です。
社会的評価や名誉を低下させるような書き込みに適用される罪です。
刑法230条(名誉毀損)
1.公然と事実を摘示し,人の名誉を毀損した者は,その事実の有無にかかわらず,3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
侮辱罪
侮辱罪です。
具体的な事実を告げることなく人を侮辱した書き込みに適用される罪です。
人の容姿や体型をあざ笑うような書き込みなどもそうです。
刑法231条(侮辱)
事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する。
脅迫罪
脅迫罪です。
生命、身体、自由、名誉又は財産に対し、害を与える書き込みをして脅迫した際に適用される罪です。
刑法222条(脅迫)「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
信用毀損罪及び業務妨害罪
信用毀損罪及び業務妨害罪です。
風説の流布などにより、人の信用を失わせたり、人の業務を妨害したりする罪です。
刑法233条(信用毀損及び業務妨害罪)
虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
ネットで誹謗中傷された時の3ステップ対処法
誹謗中傷が大きな罪に問える可能性がわかったところで、いよいよ「ネットで誹謗中傷された場合の3ステップ対処法」をご紹介します。
ステップ①誹謗中傷の証拠を保存する
誹謗中傷の書き込みをスクリーンショットなどで保存します。
後に告訴や損害賠償請求をしたりするときに必要となります。
ステップ②削除要請をする
誹謗中傷の書き込みの削除要請をします。
削除要請先はいくつかあります。
サイト管理者、サーバー会社、プロバイダ会社、ドメインの登録代行業者、サイトを管理している企業などがあります。
どこに書き込まれたかで、どこに連絡すればスムーズに削除できるかは変わります。
削除申請フォームがあれば、そこから連絡しましょう。
なお、法的措置を取るなどちらつかせることで削除される可能性は高まりますが、削除にスムーズに応じてくれない場合も少なくないです。
削除要請の方法などは、弁護士サイトなどに詳しく解説されていたりするので検索してみられてください。
また、法務省の人権擁護相談窓口に相談すれば、削除要請をしてもらえます。
しかし、削除を拒否される場合もありますし、法的権限がないので法的手続は非対応です。
▼法務省:人権擁護局フロントページ
http://www.moj.go.jp/JINKEN/index.html
誹謗中傷が削除されて、ここで終了ということであれば、ステップ2まででOKです。
しかし、誹謗中傷が削除されなかった場合など自力で解決できない場合や、発信者情報開示請求や損害賠償請求など法的措置を取りたい場合はステップ3に進みます。
ステップ③弁護士に依頼する
最終手段は弁護士です。
ただ、弁護士なら誰でもいいわけではありません。
弁護士には得意不得意の分野があります。
削除請求や発信者情報開示の仮処分の申し立てや、損害賠償請求、刑事告訴などの法的措置を取る必要があるので、ネットやSNSの削除要請などの案件に強い弁護士に依頼されることをおすすめします。
誹謗中傷による犠牲者が出ることがないように
以上、ネットで誹謗中傷された場合の3ステップ対処法
ステップ①誹謗中傷の証拠を保存する
ステップ②削除要請をする
ステップ③弁護士に依頼する
でした。
これ以上、誹謗中傷による犠牲者が出ることがないように願っています。
お役に立てれば嬉しいです。
それでは、また次回!
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