観光産業の成功の鍵は「マイクロツーリズム」(星野リゾート代表 星野佳路さんの予測)
こんにちは!マイクロプレナー®関達也(@SekiTatsuya)です。
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今回のテーマは、第369回目の「観光産業の成功の鍵は「マイクロツーリズム」(星野リゾート代表 星野佳路さんの予測)」です。
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目次
観光産業に関わる方もそうでない方も
以前、353号で「【コロナ倒産】苦境の観光業と飲食業からのヒント」をテーマにしてお話しました。
その中で、星野リゾート代表の星野佳路さんの話を取り上げました。
星野リゾートは新型コロナで大きな打撃を受けており、星野さんの話から学べることが結構あります。
その後も、YouTubeや記事で星野さんの話から情報収集している中で、これだけはブログで伝えておきたいと思ったことテーマにお話します。
今回のテーマは、「観光産業の成功の鍵は「マイクロツーリズム」」です。
観光産業に関わる方もそうでない方も、ウィズコロナ、アフターコロナの世の中の変化ということで知っておいて損はないと思います。
最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
緊急事態宣言後の初「東京アラート」
昨日、6月2日の夜に、初の「東京アラート」が出されましたね。
東京アラートとは、都民に警戒を呼びかけるもので、都内で新たに34人が新型コロナウイルスに感染したことなどから今回出されました。
緊急事態宣言が解除されてそのまま日本がすんなり収束に向かうことはないので、こうして何度か自粛を強めるしかないですよね。
とはいえ、日本経済を戻すのも必要でそのためには人が動いてお金を使わなければなりません。
そこで大きなダメージを受けている観光産業の話をします。
4月の訪日外国人はわずか2900人
日本は人口減少で国内需要が小さくなっていることから、インバウンド需要を狙って観光立国を目指してました。
訪日外国人の目標は年間6000万人です。
2019年には3188万2100人でした。
しかし、コロナでかなり厳しくなりました。
なんと今年2020年4月の訪日外国人はわずか2900人です。
これは前年4月と比べ、99.9%減という恐ろしい下落です。
もうしばらくはインバウンドに頼ることはできません。
ただ、インバウンド、インバウンドといいつつも、観光市場規模の全体でみるとインバウンドの割合はそれほど高くありません。
観光市場規模は26.1兆円(2018年)
2018年の観光に関連する流通したお金の総額、いわゆる観光市場規模は26.1兆円でした。
そのうち、インバウンド市場は4.5兆円で約17%です。
3000万人が訪れているにしてはちょっと物足りないですね。
日本人による日本国内観光の市場が82%
ここで興味深いのは、約82%の20.5兆円は日本人による日本国内観光の市場なのです。
国内での宿泊や、国内日帰りで使っているお金です。
日本人、お金使ってますよね〜
さらに、2018年は1600万人が海外に行ってます。
しばらくは訪日外国人が減るように、海外旅行をする日本人も大幅に減るでしょう。
ということなどから、チャンスは日本人による国内旅行というわけです。
そこで星野さんが予測しているのが、マイクロツーリズムの流行です。
ウィズコロナ、アフターコロナはマイクロツーリズム
マイクロツーリズムとは、自宅から15〜60分で行ける近場の観光のことです。
今の時代は、自分に近い場所って、いつでも行けるからと観光したり泊まったりしたりすることってあまりないですよね。
しかし、日本の高度成長期は、このマイクロツーリズムで観光産業が伸びていたそうです。
確かに1960〜1970年など、飛行機はまだまだ一般的ではなかったですし電車も頻繁に乗ることもなかったでしょう。
温泉地が栄えていた歴史的背景はマイクロツーリズムにある
例えば、昔はほとんど自炊だったことで、自炊疲れを癒やすために自分では何もしない、上げ膳据え膳のマイクロツーリズムに温泉地は応えることで観光市場が伸びていた、という背景があります。
すごく昭和を感じる話ですが、これはまさにコロナ禍に当てはまりますよね。
コロナで自炊をしている人はもちろん、自粛疲れをしている人も増えています。
また、県外をまたぐ移動も自粛ムードが続いてます。
これらのことから、マイクロツーリズムが流行るのは間違いなさそうですね。
観光産業に関わる方は、近場の人に対してうまくアピールするといいですね。
上げ膳据え膳はまさに、コロナ禍にピッタリだと思います。
お役に立てれば嬉しいです。
それでは、また次回!
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